これはかなり面白いサイコスリラー。途中、誰が誰だかわからなくなるかな?と緊張が走るも、落ち着いて読めば大丈夫だった。遺族が加害者に対して「同じ思いを味わわせてやりたい」と願うとき、なるほどこのやり方があるのか。ラストの軽いひねりの連続に先日観た『さがす』を思い出す。ただ1点気になってしまうのは、女性が性的に酷い目に遭ったりそれが原因で身を持ち崩したりする描写って、ストーリ―上どうしても必要なのかな。ともあれこういう小説をもっと読みたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年5月3日
- 読了日 : 2022年5月2日
- 本棚登録日 : 2022年5月2日
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