雲を紡ぐ (文春文庫 い 102-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2022年9月1日発売)
4.32
  • (171)
  • (128)
  • (37)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 1466
感想 : 124
5

Na図書館本
早くも今年読んだなかで一番かもしれない。

涙、至る所で琴線に触れて涙。

雲や光や自然の描写があまりに心にグッときて、美緒の気持ちと相まって、切なくなり涙。
めっちゃかっこいい祖父の台詞や上野のシーンからの、、、でまた涙。
繊細に描写された盛岡という街と、宮沢賢治に涙。
美緒の両親の身になって涙。
皆で肉食べるシーンで、それぞれの思いと、誰も何にもわるくないんだって涙。

私も羊毛の雲に飛び込んで包まれたい。
光を染め、風を織る布 ホームスパン。
この一冊に出逢えて感謝。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月6日
読了日 : 2023年2月6日
本棚登録日 : 2022年12月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする