反貧困運動だって経済学的裏付けが必要なわけで、プレカリアート側の雨宮さんと経済学者の対談集・・というわけですが、なんかちょっと議論がかみ合っていないような気もします。まあ、当方が経済学の知識がないことが原因なのかもしれませんが現時点では経済学者は不況に対してろくな貢献はしていないような・・
この本で主張されているベーシックインカムは今のところ実現される見込みはなさそうですし、インフレ2%は日銀の涙ぐましい(?)努力にもかかわらずいつになったら達成できるのやら。この本が世に出たのが2009年、その後変わったことと言えば非正規の労働が「普通」になっただけでしょうか。この二人に今一度アベノミクスについて議論して欲しいような気がします。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2016年1月31日
- 読了日 : 2016年1月31日
- 本棚登録日 : 2016年1月26日
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