貧困問題の専門家お二人の対談集です。
差別と自己責任論とどう対決してゆくか。貧困をなくすことがいかに社会のために有益なことか。そのための資源はどうするか。
もちろん行政の側でも受け皿はもうけているわけですが、システムが複雑すぎて生きるのに疲れている貧困者にとってはアクセスが悪すぎますね。以前児童虐待がらみで自治体の担当の方と話す機会があったのですが、確かにシステムとしては救済する仕組みはあるのですが、じゃあまずどこに行ったらいいのかがわからない。待っているだけでは本当に困っている人は救えないわけで、現場とのギャップを感じました。
対談集なんで理路整然としているわけではないのですが、お二人の本音を垣間見ることができて参考になりました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時事問題
- 感想投稿日 : 2018年11月18日
- 読了日 : 2018年11月18日
- 本棚登録日 : 2018年11月8日
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