暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2004年9月10日発売)
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本棚登録 : 1451
感想 : 176
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浦登家の秘密、殺人犯の正体、過去の事件の全貌、全てが徐々に明らかになっていく。

今回は島田潔ではなく、中也という19歳の青年が探偵役だった。最初は玄児に支えられているという印象で頼りなく感じられたが、後半は見事に事件の全貌を明らかにした。



…‥…*
ダリアの晩餐のときの食べ物がダリアの肉、ダリアの血と骨だとわかった場面で胃が気持ち悪くなったが、それを我慢してでも読み進めたいと思う程面白かった。ただ、その物を「食したまえ」と鬼気迫る恐ろしさは一生忘れられないと思う。
最後に中也が中村青司というのが明らかになったとき、ただの狂人というイメージからガラッと変わり、今回の登場人物の中の誰よりも人間らしいと感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ホラー
感想投稿日 : 2013年10月10日
読了日 : 2013年10月10日
本棚登録日 : 2013年10月10日

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