20世紀初頭の黎明期に始まり,第二次大戦を経て,世界初の有人宇宙飛行成功に至るまでの,ソ連のロケット開発を追った一冊.開発当時ロケットがどのような兵器として有用かをめぐり,航空機の推進器や,砲の上位互換といった様々な用途が俎上にあったのが興味深い.専ら地上攻撃のための手段としてロケットを見ていた軍に対して,フルシチョフが宇宙開発の手段としてのロケット開発を推進したというのは意外だった.
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文庫・新書・単行本 - 技術
- 感想投稿日 : 2017年11月15日
- 読了日 : 2017年11月11日
- 本棚登録日 : 2015年12月27日
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