枕草子 (岩波文庫 黄 16-1)

  • 岩波書店 (1962年10月16日発売)
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感想 : 29

 対訳があるとそっちばかり読んでしまうので、ゆっくり原文を味わって読んでみようと購入。
 毎日少しずつ読んでいくつもり。

春はあけぼの

 この時代に、炭を使っていた事がわかる。冬の朝起きて、いそいで火をおこすのは、朝起きてすぐストーブをつける現代人と同じ。

頃は

 一年中同じように素晴らしいと言っているのだろうか。抜けている二月、六月、十月は駄目と暗に言っているのだろうか。それともこの時代にはこの三つの月は無かったのだろうか?

 この時代に暦はどのように発表され、清少納言はどのようにそれを知ったのだろうか。

正月一日は

 一日はとあるが、一日、七日、八日、十五日について記述がある。この頃から七草の習慣があったとわかる。粥を炊くのに使った木(燃えさしということだろうか?)で女の尻を打つ習慣があったようである(すると子供を授かる、という事らしい)結婚して間もない姫君が、屋敷の者?に打たれて顔を赤らめている様などは、確かにほほえましい。もちろんきつく打つのではないのだろう。今は絶えて、商売の種にもならない。

三月三日は

 桜の枝を折って花瓶にさしたとある。この時代の花瓶とは、どんな物だったのだろう。下記のURLによると、平安時代の焼き物は緑や白の単色だったらしい。焼き物を手にする事ができた人はどの位いたのだろうか。

 http://www.liqun123.com/menu1-3.html

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 少しずつ読みたい本
感想投稿日 : 2013年1月28日
本棚登録日 : 2013年1月28日

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