そして陰謀が教授を潰した: ~青山学院春木教授事件 四十五年目の真実~ (小学館文庫 は 22-1)

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  • 小学館 (2022年1月7日発売)
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感想 : 7

昭和48年3月3日、青山学院大学法学部の春木教授は女子学生への強制猥褻罪等の罪で逮捕される。
当時も今も残念ながら事件としてはたびたび見聞きする性質のものだが、この事件は筆者をはじめとしたジャーナリストたちに大いなる違和感を与えた。
事件の背景に一体何があるのか。複雑な人物相関図の中を行ったり来たりで読んでいるとやや混乱、ところどころ脱線気味にも感じたが、単にノンフィクションを読み慣れていないせいかもしれない。
大学組織の膿とバブルと、教授の気の緩みが偶発的に起こした事件。
思わぬところで林真理子氏の「アッコちゃんの時代」が出てきてまたそちらも読み返したくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他の作家(小説以外)
感想投稿日 : 2022年3月8日
読了日 : 2022年3月7日
本棚登録日 : 2022年2月21日

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