野田カヲルとその一族の恋を描いた「無限カノン」の第二部。
一族の恋について語られた第一部から、第二部はカヲルの生涯の恋に絞られる。その相手は幼なじみの不二子。良家に生まれた聡明で完璧な女性、それゆえに、なんと皇太子妃候補となり、カヲルの恋はのっぴきならない状況に追い込まれる。
不二子の設定が、誰もがあの人がモデルでは、と考えてしまうものであり、実際の皇室、皇族を描いたにも等しい内容であるため、出版までには紆余曲折があったらしい。これも第一部同様、読む人によってまったく感想が違ってくると思われる。ちなみに私は…。不二子の思考回路が謎であった…。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
島田雅彦
- 感想投稿日 : 2012年9月25日
- 読了日 : 2007年3月31日
- 本棚登録日 : 2012年9月25日
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