知っているつもりになりがちなシェイクスピア劇のあらすじ、原典、誕生の背景などをかいつまんで説明してくれる、とてもありがたい一冊。 “ロミオとジュリエット”でさえもあのバルコニーの場面しか分かりません、という状態だったので、一気に賢くなった気分だ。それにしても、当時の演劇の展開の急なことと登場人物の短慮なことにはちょっと唖然。しかしやはり作者が言うように、演劇は文章ではなく舞台で楽しむべきなのだろう。機会があったら見てみたいものだ。
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阿刀田高
- 感想投稿日 : 2012年8月14日
- 読了日 : 2003年2月6日
- 本棚登録日 : 2012年3月19日
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