介護とブックトーク: 絵本を介護現場に届けよう

著者 :
  • 素人社 (2012年1月1日発売)
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本棚登録 : 20
感想 : 4
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今、自分が自由に本を読めていることに何の疑問もなくても、目が衰え、紙であれ電子書籍であれ手で支えることに困難を要し、理解力も衰えてくる。
そうなった時、どれほど悲しいだろう。
もう「読書権」は奪われたままなのだろうか。

いや、読書の喜びはある。

介護としてのブックトーク。

絵本は子供だけのものではない。
目の高い大人が手にする素晴らしい絵本もたくさんある。

大人には大人に適した絵本の楽しみ方がある。

家族から隔てられ、彩りの褪せたかのような介護施設だとしても
そこに適した絵本の楽しみ方があれば、読書に目を輝かせた日々が再び訪れる。

この本は、そのための方法を示した本。
介護でどうしていいかわからないと悩むなら、悩まなくても、ぜひ試してみるべきだ。

介護は関係ないが、読書なんてつまらない、眠くなるという人なら、自分自身のために絵本を読んではどうだろう。

大人にもっと絵本を。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 読書教育
感想投稿日 : 2012年2月16日
読了日 : 2012年2月16日
本棚登録日 : 2012年2月16日

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