桜雨 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1998年10月20日発売)
3.42
  • (11)
  • (17)
  • (43)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 199
感想 : 20
3

坂東真砂子=ホラー、のイメージあったけど・・・
この作品もある意味ホラーかな。

池袋モンパルナス、と呼ばれた戦前のアトリエ村。
そこで強烈な生を駆け抜けた画家・西遊と彼を取り巻く2人の女、早夜と美紗江。
そして、歴史の闇に埋もれた3人を掘り出そうとする彩子。

過去と現在と現実と幻想が幾重にも重なり合っていた。
激しさの割にはひっそりと暗い匂いのする、そんな作品だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2008年4月12日
読了日 : 2008年4月12日
本棚登録日 : 2008年4月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする