争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール

著者 :
  • 集英社インターナショナル (2011年12月15日発売)
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感想 : 74
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当時、さしてサッカーに感心が無かった自分はこの件に関してスポーツ新聞の見出し程度の知識(=フロンターレの我那覇がニンニク注射とかでドーピングに引っかかった...らしい)しかなかった。その裏で、我那覇が私財を投げ打って自身の無実を証明するためCASに提訴していた...。その、舞台裏の戦いが綿密な取材を基に克明に記されている。

「権力を持っている人の責任」とは何かを改めて考えさせられた。保身という魔力に取り付かれずに権力の座に座り続けられる人はごく限られた人だけなのかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2014年12月7日
読了日 : 2013年6月16日
本棚登録日 : 2013年6月11日

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