食堂のおばちゃん
山口恵以子
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はじめ食堂みたいなとこの常連になりたいっていつも思ってる。
一を「にのまえ」と読む家の一一子さんと一二三さん。
二三さんは夫の高さんと言うよりも、義母の一子さんと気が合うとか料理が美味しくて嫁に来た感じで、そういうとこがこの話の良いとこだと思った。
お店にやってくる常連さんも個性的で面白い。そこにやってくる新顔のお客さんがメインストーリーなんだけど、お店をしてると色んな人がきて楽しそうでもあり、大変なこともあるんだなって思う。
小説を読んでるのは、自分にとって現実逃避以外になんの得になるのだろうとたまに思うことがあるけど、こういう本を読んだ時に、人それぞれ趣味嗜好が違うように考え方が違ってたり、だからこうやって諦めなさいとか、自信を持ちなさいとか、今のままで良いんだよとか、色んな角度から言われてる気がして、残りの人生をどうやって生きていくかの指標にもなるんだよね。
レシピもいいけど、亀の甲より年の功の話が読みたいのかも。
万里くんはこのまま食堂で働くことになるのかな?
2024/01/23 読了(図書館)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年1月23日
- 読了日 : 2024年1月23日
- 本棚登録日 : 2024年1月23日
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