明治天皇を語る (新潮新書)

  • 新潮社 (2003年4月10日発売)
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本棚登録 : 260
感想 : 34
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費用がかかるからと、新皇居建設に反対されたり、あて布をした服を着用されたり。
でも、香水は3日で空にする程、好き。お酒も好き。

明治天皇の人柄が垣間見れる本でした。

劣悪な環境や天候の中、訓練中の兵たちを見つめ微動だにせず、何時間も同じ場所に立ち続け、見守っている姿。
・・・何も言わなくてもただ、そこにあるだけの重要さって確かにある。

日露戦争で勝利の報せを受けた明治天皇の第一声が
「降伏した将軍の武人としての名誉を大切にせよ」
だったというのに感動しました。

明治天皇が乃木を学習院長にしたことは有名ですが、ずっと腑に落ちないでいたのですが、この本を読んで解消されました。
・・・そっか、そっか。納得。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 実話・事件
感想投稿日 : 2012年12月13日
読了日 : 2012年8月19日
本棚登録日 : 2012年12月13日

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