外資系はつらいよ OLずんずんが見た資本主義帝国♪の全貌

著者 :
  • 中経出版 (2012年12月1日発売)
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感想 : 21
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(都銀本店勤務の26歳男子先輩・35歳で年収1千万程度)「日系は給料安いけどクビにはならないし、定年まで勤められるし…」←ず「『このまま』ずっと続くって考えて働くってすごい(楽観的な)ことだなあ」「仕事って…いつクビになっても…会社が倒産しても大丈夫なように どこでも食べていける(実力のある)自分になることなんじゃないの?」。2,30代で会社を売って引退するのが夢のベンチャー起業家と共通するセンス。金融業はリスク評価、資金募集の役割を担って今世紀中は存在するだろう/著者は自嘲するほど無能ではないと思われる。

リーマンショックも、投資銀行勤務者にとっては、「乗り物が故障して振替輸送を調達しなければならなくなる」ぐらいアハのイベントだったのだろう。実体経済=製造業にかかわる俺の家業は大影響受けたけれども。消費財としての自動車は、嵩張るので在庫できない=消費が減退すると生産を抑えるしか無い野菜(食べなくても死にはしない)のようなものでしかないが、食料自給率50%切っていてエネルギー自給率6%我が国に国際(金融)市場はライフラインである。彼ら無くして国家は成り立たない。彼らより重要なのは防衛力しかない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: essay
感想投稿日 : 2020年5月16日
読了日 : 2017年8月6日
本棚登録日 : 2020年5月16日

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