犬物語 (柴田元幸翻訳叢書―ジャック・ロンドン)

  • スイッチパブリッシング (2017年10月25日発売)
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愛犬家であれば「あるある」と思うようなエピソードが満載だから動物小説の古典とされるのだろう/犬は野外生活ではハンターである主人と協働して「ヒト以上に役立つ」存在であった。言葉を話さないだけ、世話してくれるニンゲンを裏切ることばをしない。犬とは“文明化”された狼、という認識で、現代人(20世紀の欧米人)は文明化はヒトを軟弱にし官僚主義で“創造的破壊”が絶え。ヒトがルーティンワークで痴呆化するだけに、正面衝突すれば押し負ける/『荒野の呼び声』では(犬の)性欲が悲劇の遠因となった…犬狼に復讐の概念があるかなあ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 20世紀小説
感想投稿日 : 2022年2月11日
読了日 : 2022年1月21日
本棚登録日 : 2021年12月20日

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