言葉を離れる

著者 :
  • 青土社 (2015年9月25日発売)
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本棚登録 : 158
感想 : 9
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横尾さんが言葉を変えながら繰り返し述べていた、作品の意図などない・解釈はいらない・講釈不要などの主張は、純粋なアンファンテリズムを “そういう認識なく” 持ち合わせていないとできない、一周回って大幅に高度な感じ方だから、凡人の自分には、もうすでにはるか遠い感受性となっている。
瞬発力と内からのエネルギーと、ただ作りたい、描きたいという気持ちだけと、さも当然のように言うこの在り方こそ、稀有な芸術家たる所以な気がする。
作品の好みは別として、ものすごい人だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年5月21日
読了日 : 2018年5月11日
本棚登録日 : 2018年5月21日

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