横尾さんが言葉を変えながら繰り返し述べていた、作品の意図などない・解釈はいらない・講釈不要などの主張は、純粋なアンファンテリズムを “そういう認識なく” 持ち合わせていないとできない、一周回って大幅に高度な感じ方だから、凡人の自分には、もうすでにはるか遠い感受性となっている。
瞬発力と内からのエネルギーと、ただ作りたい、描きたいという気持ちだけと、さも当然のように言うこの在り方こそ、稀有な芸術家たる所以な気がする。
作品の好みは別として、ものすごい人だ。
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- 感想投稿日 : 2018年5月21日
- 読了日 : 2018年5月11日
- 本棚登録日 : 2018年5月21日
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