「子アリ族」
「既婚子ナシ族」
「未婚子ナシ族」
分類されちゃう。
それぞれが思い当り、「うんうん」とうなずきながら読む。
少子高齢化が問題になっている今、「子ナシ族」は肩身が狭い。結婚自体のハードルが上がったり、まだまだ未婚で子供だけを産む世の中ではなかったり、晩婚から「子産み」適齢期を過ぎ、子宝に恵まれなかったり、経済的な問題があったりで「既婚子ナシ族」にもそれなりの理由がある。
「子ナシ族」には老後の心配も待っている。
介護、死後の弔い…。
職場のご老人たちは私に、「一人くらい産んでおけばよかったのに」と言う。でも、
今後少子化が進めば、こういったことも社会で面倒見てくれるのが当たり前になってゆくのだろう。
-「子ナシ族」が老いていくにあたり、状況は刻々と変化していくと思われます。
「子ナシ族」の中でも、情報収集能力、コミュニケーション能力、経済力などの違いによって「子ナシでよかった」と思いながら死ぬ人と、「子供がいれば」と後悔の中で死ぬ人に分かれるという、「子ナシ族」格差が生まれることでしょう。
うわぁ~、怖い、怖い。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2019年2月24日
- 読了日 : 2017年8月24日
- 本棚登録日 : 2019年2月24日
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