畦と銃 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2014年4月15日発売)
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本棚登録 : 76
感想 : 12
4

ミナギというあるド田舎を舞台にした物語。農業、林業、牧畜業をテーマにした3編とおまけから成る。

方言丸出しの文章で大半を占め、バイオレンスな表現が多々あるので、好みは大きく分かれそう。私も最初は読みにくかったんだけど、、、途中からその生命力溢れる文章にやられてのめり込んでしまった。ミナギという舞台が同じなだけで、3編それぞれ独立した話なのだが、ゆる~く繋がっているのがまた良し。実はこの人が、というのが途中で分かって、キュンとした。私の一番好きな話は林業。最後、泣けてしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 著者名(さ~た行)
感想投稿日 : 2015年6月3日
読了日 : 2015年6月3日
本棚登録日 : 2015年5月20日

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