GHQ管理下にあった戦後直後の日本で隠匿され、今も秘密裡に運用されているとされるM資金。その一部である隠し資金の存在を示す暗号を手がかりに、4人がその行方を追う。
単純にお宝さがしの部分は楽しめた。あの複雑な長い暗号文を良く考え出したものだなと恐れ入る。清和源氏と絡んでいるところも何だかワクワクするし、楽しかった。ただ、敵の方があまりにお粗末すぎて、、、。著者さん、暗号文作りに労力を使い果たしちゃったのかナと思ってしまった。最後の一文の通り、この宝探しにまだ続きがあるのなら、お粗末な敵など一切要らないから、より一層面白い暗号作りに努めて頂きたいと思いマス。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
柴田哲孝
- 感想投稿日 : 2017年9月28日
- 読了日 : 2017年9月28日
- 本棚登録日 : 2017年9月28日
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