天狗小僧ー大富豪同心(2)(双葉文庫) (双葉文庫 は 20-2)

著者 :
  • 双葉社 (2010年4月8日発売)
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本棚登録 : 157
感想 : 22
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大富豪同心シリーズ、2作目。

盗賊・霞ノ小源太一党の捕縛と、油問屋・白滝屋の一人息子の天狗騒動。

1作目は偶然と他人の勘違いの積み重ねで結果的に事件解決に持っていった感が強かったが、今回は卯之吉自身の本領(放蕩息子としての)が発揮した場面がより多くなり、キャラ要素だけでなく、捕物ミステリとして楽しめる部分も大いに出てきた。にしても、周りの卯之吉に対する勘違いぶりがどんどん度を増してきて、可笑しくてついつい笑っちゃう。
大富豪の放蕩息子&同心の二つの顔を使って、今後も卯之吉がどういう活躍をしてくれるのか楽しみ。お気に入りのシリーズを発見できて、ホクホクです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 幡大介
感想投稿日 : 2015年8月21日
読了日 : 2015年8月21日
本棚登録日 : 2015年8月19日

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