以前より(2、30年前から)、いつかは読んでみたいと思っていた本。時間的に少し余裕がある夏休みに読んでみた。
各短編のテーマが何なのかはまったくわからない。
いずれも(個性的を超えたような)変わった人物が出てきて、会話を中心に物語が進む。というより、ほぼ会話だけ。
次代の雰囲気や文化を理解しないとそれぞれの「核」に近づくことは難しいと思った。
わからないけれど、魅力的な小説ではあった。ほぼ会話だけの話を退屈せずに読み通せたのだから、そこは作者の力量を認めるべきなのだろう。
読みながら、村上春樹を連想した。似ている。たぶん春樹はサリンジャーの影響を受けている。
丁寧に読み返せば何か発見はあるのかも知れないが、他に読みたい本がいくらでもあるので、おそらく読み返すことはないだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年8月20日
- 読了日 : 2023年8月20日
- 本棚登録日 : 2023年8月20日
みんなの感想をみる