贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2013年11月15日発売)
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本棚登録 : 4737
感想 : 425
4

bimakiさんに教えていただいた一冊です。
bimakiさん、ありがとうございます!
(この本で、合ってますよね)

以下、ネタバレ含みますので、これから読まれる方はお気をつけください。




弁護士の御子柴礼司は凄腕の悪辣弁護士です。
最初のシーンは御子柴が死体遺棄をする場面から始まります。
「えっ、犯人が主人公なの?」と思いました。
そして御子柴は十四歳の時に幼女バラバラ殺人をやって、少年院に入っているという過去もあります。
「えーっ、こんな変な主人公に感情移入して読まなきゃいけないの~!bmakiさんなんでこんなの教えてくれたんだろう!」と思いましたよ。


それで御子柴の扱っている保険金殺人事件の犯人とされる人物を弁護するんですけど、誰も引き受け手のない国選弁護人なんですけど、弁護を引き受けた理由が「世間を騒がせている事件だから宣伝になる」!!
お金にも汚い!


これはダークヒーローなのだろうかと、ずっと疑問に思いながら読みました。そしたら少年院時代の御子柴が回想されるんですが、この辺からやっぱりダークヒーローなんだと思わずにはいられなくなります。


そして弁護人の事件の弁護では勝訴、そしてまた真犯人まで見つけてしまいます。
御子柴が金に汚い理由も明かされます。


これは第一話目で続編もありますから御子柴が殺人犯の訳がないと最初から思ってました。(ちょっと疑っていたけど)bmakiさんありがとうございました!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2024年3月8日
読了日 : 2024年3月8日
本棚登録日 : 2023年12月29日

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コメント 10件

bmakiさんのコメント
2024/03/09

まことさん、おはようございますo(^▽^)o
出遅れてしまってすみませんm(_ _)m

読んで頂けましたか!
ありがとうございます(*^▽^*)

この本は、うちの会社の部長もかなり気に入って下さったのですが、完璧ではない、ちょっと悪めの人間が活躍するのがたまらないらしいです(笑)

私もこの御子柴というキャラは結構好きなんですよね(^^)

まことさんのイメージと御子柴は全然合わないのに、私は何でまことさんにこのシリーズをおすすめしてしまったのだろう(⌒-⌒; )
いつもの酔っ払いが出てきたのか。。。すみませんm(_ _)m


まことさんのイメージだと、『さよならドビュッシー』から始まる爽やかな岬陽介シリーズの方が良かったかもしれません。
失礼しましたm(_ _)m

まことさんのコメント
2024/03/09

bmakiさん、おはようございます♪

いえいえ、とんでもありません!
最初の展開では、御子柴の死体遺棄現場からはじまるので、何で犯人が主人公なんだろうと思ったという、順序だててレビューをしていっただけで、bmakiさんを責めるものでは決してありません。勘違いされないでくださいね。(でも、幼女バラバラ殺人の犯人だったというのにはビビりましたが)でも、ちゃんと改心していくのですよね。
ダークヒーローです。今の時代、ミステリーがたくさんあり過ぎて、これくらいの脚色してヒーローを決めないと目立たないのかもしれないですね。シリーズものならなおさらです。
でも、中山七里さんは読みやすいですね。
図書館から新作の『絡新婦の糸』が届いていたのですが、所用で取りにいけず泣く泣くキャンセルしてしまいました。

bmakiさんとは本の好みがとても似ている部分もあるので、レビューやまた何かあったら本の紹介してくださいね!楽しみにしています。

bmakiさんのコメント
2024/03/09

ありがとうございますm(_ _)m
良かったです(^^)

ダークヒーローですね。
凄くキャラクターに魅力を感じます(๑>◡<๑)

中山七里先生の本って、凄くたくさんあるのですが、シリーズを超えて別のシリーズのキャラクターが登場したりするんですけど、それがとっても面白くて。次から次へと読みたくなっちゃいます。

あと、語彙力も凄いなぁ。。。といつも感心してしまいます。

大抵、最後に畳み掛けてくるのですが、この人だと思ったらこっち?え!?そうじゃなくてこっち!?
という感じで、こういうのがミステリファンにはたまりません(*^▽^*)

私もまことさんのレビューはいつも楽しみにしていますo(^▽^)o
詩集や短歌は、いまのところまだその魅力には気づけていませんが(~_~;)
ミステリは大好きなので、いつも参考にさせて頂いておりますm(_ _)m

まことさんのコメント
2024/03/09

bmakiさん♪

再度ありがとうございます。
色々なキャラクターが、本と本の間を行き来するというのは、伊坂幸太郎さんにも似ていますね!
(こないだのレビューでは確かbimakiさんは伊坂さんが苦手と書いてらしたような気がするのですが)私も初期の伊坂さんの作品は大好きなのですが最近の作品は面白さがよくわからないことが多いです。
あ、中山七里さんの話でしたね。
中山七里さんは、未読が多く(ほとんど読んでいません)文庫になっているものも多いので、冬になってまた雪で図書館に行けなくなったら、文庫を買って読もうと思います。
このシリーズも嫌いじゃないですよ。

bmakiさんのコメント
2024/03/09

伊坂幸太郎先生が何故か苦手で。。。
何冊か呼んでいるのですが、どれも苦手で。。。

何故なのかわからないのです。
面白いんです。
面白いのに苦手なんですよ(⌒-⌒; )

でもまたきっと読むと思います(*^▽^*)

中山七里先生も暫く読んでいなかったので、また何か読みたくなってきましたo(^▽^)o

まことさんのコメント
2024/03/10

bimakiさん♪

今、bimakiさんの本棚行って、伊坂さんのどの作品を読まれているのか見てきました。
結構、面白い作品ばっかり読まれてますよね。
bimakiさんの本棚になかったものではデビュー作の『オーデュボンの祈り』とか『アヒルと鴨のコインロッカー』『陽気なギャングが地球を回す』のシリーズがなかったみたいです。
お時間のある時に読まれてみてください。
最近の作品は私も、伊坂さんよくわからないので、古い作品ばかりですが。

bmakiさんのコメント
2024/03/10

まことさん、ありがとうございますo(^▽^)o
わざわざ調べてくださったのですか!!
嬉しいです!!
Amazonでオーデュボンと、アヒルと鴨を見つけたので購入しました(*^^*)

今会社の先輩からお借りした本を読んでいるので、先輩からお借りした3冊が終わった頃、家に届いていたら読んでみますね(*^▽^*)

いつもありがとうございますm(_ _)m

まことさんのコメント
2024/03/10

bimakiさん♪

なんか、おせっかいだったかしら…。
オーデュボンは、最初の方もしかしたらちょっとイライラする展開だったかもしれません。どうぞ、楽しまれてください(*^^*)

bmakiさんのコメント
2024/03/10

全然お節介なんかじゃないです!!
読む本が分からなくなっていて(^◇^;)

本は読みたいのですが、いつも何を読んで良いか分からず。。。。

何でも読んでみたいので、こんなふうに具体的に本の名前を教えて頂けるととってもありがたいです!
いつもありがとうございますm(_ _)m

まことさんのコメント
2024/03/11

bimakiさん♪

よかったです。
気に入ってくれるといいのですが…。
レビュー楽しみにしています♪。

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