スズキタゴサクと名乗る49歳のホームレスの男が酔っ払って酒屋の店員を殴って逮捕されます。
沼袋の野方署でタゴサクと名乗る男は十時ぴったりに秋葉原で何かある。自分には霊感があるのだと言い、爆弾が仕掛けられていることに警察は気づきます。
タゴサクは次々と刑事たちにクイズ形式で爆弾を仕掛けた場所のヒントをしきりに喋り続けます。
秋葉原に続き、東京ドームシティ、代々木と爆弾が発見されますが多数の死傷者が出ます。
タゴサクは自殺した元警察官の長谷部の起こした事件と何らかの関係があることがわかってきます。
次にタゴサクはSNSを使い自分が犯人から脅されて読んだという犯行声明文を拡散させます。今度はSNSの閲覧者数が指定された人数に達すると爆発が起こる仕掛けでした。
これは模倣犯が出たら怖いことだと思いました。
こんな恐ろしい自己顕示欲の塊のような犯人はどうして生まれたのかと思いました。
犯人になりたくてしょうがない男。
気味が悪かったです。
ミステリー部分の謎は面白く読めました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年5月14日
- 読了日 : 2022年5月14日
- 本棚登録日 : 2022年4月7日
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