遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2016年2月26日発売)
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本棚登録 : 1974
感想 : 298
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この本は、小説などの文芸書向けではなく、ビジネス書や新書向けの本です。

メモ代わりに以下要点を抜粋します。

・読書の本当の価値は書かれていることの「100%を写し取る」ことではなく「価値をかんじられるような1%に出会うこと」ー「熟読の呪縛」から抜け出す。
・「フロー・リーディング」は膨大な情報が押し寄せてくる時代に最適化された「ためこもうとしない読書」のこと。
・速く読める本を中心に選ぶ。
(ストーリーあるがコンテンツは選ばない)
・読書を習慣化するうえで重要なのは「速く読める本」をたくさん読むようにすること。
・書くために読むーレビューを書くと読書の負担がものすごく軽くなる。
・レビューには意識的に「引用」を多く織り込むこと。
・速くて深い読書は「引用」からはじまる。
(その本のどこに心動かされたのか、どんな文章が気になったのかが可視化される。書き写しているのだから忘れてしまっても大丈夫)
・覚えようとするから忘れる!「記憶」せず「記録」する読書法。
・本の価値をわがものにしたいのであれば、まずは「1箇所にまとめて書き出す」
・「「毎週6冊」を目安に1日1冊。
・1週間の「読書スケジュール」を先に組む。
・「1日1冊」を実現しようとする場合「明日読むべき本」が決められていること。
・先に6冊分の書名を書き込んでしまい引用とレビューが「書き込み待ち」状態になるようにすること。-年間300冊
・選書
・「興味の壁」を壊して、「好きな本」を増やす。1冊か2冊くらいは「ちょっと読む気がしないくらいの本」を入れるようにする。ー自分の興味の壁の範囲をどんどん広げていける仕組み。
・本の「選り好み」を少しだけセーブする。
・書評家は本のDJである。
・「他人のおすすめの本」を選り好みせずに読もう。
・ビジネス・新書ー自分を成長させるため
・小説・エッセイー自分が楽しむため

・「なにかのための読書」なんてつまらない!
プロセスそのものを楽しめるようになっていただきたい。
・1日2冊→10年後7000冊!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 印南敦史 自己啓発 読書
感想投稿日 : 2019年6月15日
読了日 : 2019年6月15日
本棚登録日 : 2019年6月7日

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