”すぐ目の前にあってーわたしをまっすぐ見つめかえしていたの”名探偵<アテュカス・ピュント>シリーズの『愚行の代償』を読んだ女性は、ある殺人事件の真相についてそう言い残して姿を消した。その作品の舞台は1953年の英国の村、事件は一世を風靡した女優の殺人。ピースが次々と組み合わさり、意外な真相が浮かびあがるーそんなミステリの醍醐味を二回も味わえる傑作!
ー文庫うらすじより
作中作の『愚行の代償』は旧き良き時代のミステリーを彷彿とさせるアガサ・クリスティー的なもので、平穏無事に読了しました。
でも、読んでも私にはヨルガオ館での事件の犯人はわかりませんでした。
上巻のレビューで怪しいと書いた人物は動機はありましたが、ハズレでした。
でも、ちゃんと読んで考えれば犯人がわかるように『愚行の代償』には書いてあるんですね。
現代篇のヨルガオ館での殺人はかなり凶悪で野心を持った犯人の凶行でした。
犯人として誤認逮捕されていた人物の性格と、被害者との関係のみが救いだったと思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2021年12月28日
- 読了日 : 2021年12月28日
- 本棚登録日 : 2021年8月21日
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