すみれの花の砂糖づけ―江國香織詩集

  • 理論社 (1999年11月1日発売)
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感想 : 70
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江國香織さんの小説を読んだらとっても大好きなこの詩集もまた隣に並べたくなりました。

「すみれの花の砂糖づけ」は以前にそういうお菓子を、雑誌で作り方だったか、売っているお店がのっているのを見たような記憶があるのですが、食べたいというより飾って眺めたいです。

「だれのものでもないあたし」
すみれの花の砂糖づけを食べると
私はたちまち少女にもどる
だれのものでもなかったあたし

あとは、江國さんのエッセイ集『雨はコーラがのめない』に出てくるワンちゃんの「雨、コッカスパニエル3か月」という詩。
とっても可愛いです。どちらかというと、私は猫しか飼ったことがなく猫派なのですが。

あとは、「なにもない場所に」「深夜あなたはそこにいて」「また」「アメリカンバーのさくらんぼ2」もよかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 江國香織 詩集
感想投稿日 : 2019年6月3日
読了日 : 2019年6月3日
本棚登録日 : 2019年6月3日

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