レバレッジ勉強法

著者 :
  • 大和書房 (2007年9月25日発売)
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感想 : 300
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・勉強とはいつか役に立つものではない➡怠け者が最短距離で最大の成果を得る方法=勉強
著者が勉強する理由は、勉強も大嫌いだが無駄な事の方がもっと嫌いだから。
・頭の良さは勉強の邪魔になる。新しく何かを始めるときに壁になるものは「これをやって意味があるのかといろいろと考えてしまう事」➡解決法はシンプルで「あまり深く考えない事」
➡勉強はやった方が得だ。自分には目的があって,それを成し遂げたい。よけいな事に悩んで頭を使うより,目的に集中した方が合理的。
・・2何を勉強するのかを決める。投資アイテムの選び方。
時間とエネルギーが有り余っているビジネスパーソンはいません。目的が曖昧だと,あとでいかなるレバレッジを書けても効果はゼロです。例えば英語をマスターするというのは目的ではありません.英語をマスターし,それによっていかにリターンを得るかまで明確になって初めて目的と言えるのです。投資用語で言えばROIを無視した勉強等無謀なギャンブルと何ら変わらないのです。ROIとはReturn on Investmentの略で投資に対してどれくらいリターンを取るか。つまり一億円の投資に対して二千万円の利益が上がったらROIは二十パーセントという考え方です。英語を勉強することのROIは,自分の場合何パーセントかと考える。
・勉強の分散投資をしてはいけない。英語金融ITを同時進行で勉強するのは効率が悪い。
・レバレッジをかけるという事はDMWL Doing More With Less
・何を勉強するかの選び方 1どんな自分になりたいか2自分の性格に合っているか3継続的にリターンが取れるか4勉強をするのは嫌だが知らないともっとソンをしないか5まだ人がやっていない希少性があるか。6実情を知っているか7時流にあっているか
・語学金融ITはレバレッジがかかる
勉強マトリックス


世界遺産検定      ITパスポート
ライフワークや趣味 l 仕事に直結する分野
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基礎体力になる分野 l 人生で成果に直結する分野
読書          語学・金融


・家計簿をつけない男は成功しない
1収入2貯蓄3自己投資4固定費5その他
・目的から俯瞰逆算していけば勉強する投資アイテムは具体的に選べます。目的がきちんとフォーカスされていれば,挫折する事なく勉強を続けられます。
3ラクにできる仕組みづくり
・受動的にやらされているという意識がある限り研修のみならずすべての勉強は無駄になってしまう。仕組みをパッシブからアクティブへ-つまり能動的な思考に切り替えてしまう。
・人脈を構築するにはコントリビューションが欠かせません。自刎自身が相手にとってもメリットがある人物にならなければ,実りのある関係にはなれないのです。
・よくモチベーションをキープする方法を教えて欲しいというリクエストがありますが,そんな事を議論しても意味はない。なぜなら勉強をしながら気持ちをキープしていく作業は恐ろしく大変だから。無意識かつ楽に勉強を続けたかったら,型にはめる仕組みづくりが有効です。スケジュールを決めて方にはめる。ノルマ化して型にはめる。
第一にスランプだなと思わない事にしています。自分の気分は100%無視するのが原則です。スランプだろうが雨でやる気が出なかろうが,とにかくつくってある時間割通りにやる。やる気がなくても作業を開始すると脳の即座核という部分が興奮してやる気が出てくるそうです。作業興奮といい,この理論はやる気のメカニズムとして予備校やコーチングの世界でも取り入れらています。考えずにとにかくやる。そのためにちょっとでもいいから動き始めるような仕組みを作ってしまいましょう。
考えないで仕組みに頼る事のメリットは計り知れません。


4成果に直結するスケジューリング
・小学生が毎朝決まった時間に起き,一日五教科も勉強する事ができるのは時間割があってこそ。大人も時間割を活用しましょう。
・半年単位 事業計画のようにゴールを明確にする。 月単位 俯瞰逆算スケジュールでタスクを配分する 週単位 毎日の生活をパターン化する。 一日単位 一ぷっとの時間を配分する。時間は自己投資・仕事・生活・プライベートの4つに分ける事ができます。インプットとプライベートは放っておくと浸食されてしまうので先に天引きしておく。
・寝る前は暗記
・成果を出したければ休み時間を確保する。集中する。締め切りは追われるより追う方が楽しい。


5どんな試験にも受かるテクニック
・何の試験を受けるにせよ,参考書への投資を惜しんではいけません。四五時間投資しても惜しくないほど参考書選びは重要なのです。あれもこれもと手を出すより一冊の参考書を何回もやった方がレバレッジがかかる。
・勉強をする前にまず過去問を解け。勉強に使うアイテムは参考書と過去問の二つ。最初に過去問をやる理由は実力を測るためではなく,これからどう勉強していくか逆算し,戦略を立てるためです。過去問を解く際には時間を正確に計り実際の試験と全く同じ状況下で取り組む事。
・レバレッジ記憶法とは、一冊の参考書を三回繰り返し,記憶しづらいものを抽出し、頭に刷り込む記憶法。一回転目 まずは通読する。最初は全体を俯瞰するのが目的。重要に所に線を引きながら読んでいきます。たとえば一回転目を青のマーカーで引いたとしたら二回転目は黄色,三回転目は赤と色を変えていくのです。通読の途中で区切りがついたら必ず該当する箇所の過去問をやる。物事はインプットとアウトプットがセットになったときはじめて定着します。 二回転目 覚えにくいものをあぶり出す。二回転目も過去問と交互にやる。 三回転目 重要かつ覚えにくいものを絞り込む。 カード勝ち抜き戦 覚えにくいものはカードに落とし込んで覚える。


□仕組み        気合い
□ROI意識        考えない
□目標ベース       教養ベース
□アウトプット・インプットのスパイラル    インプットのみ
□無意識      意識
□時間割      その日その日
□朝勉強       夜
□一つの参考書   複数
□合格点     満点
□好きな文房具  使えれば良い

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発
感想投稿日 : 2013年12月30日
読了日 : 2013年12月30日
本棚登録日 : 2013年12月30日

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