これがデビュー作なのか、と驚くほどの完成度。
まず、本作の中心となる物語を、キャリーホワイト事件として扱い、事件のあらましや、至った経緯などを調査委員会、分析者、マスメディア、当事者の報告など、資料として随所に抜粋。
その間に、主人公たちの視点を差し挟む、という構成で物語は進行していく。
資料抜粋箇所など、要所要所で客観的に見ることもできながら、登場人物の視点により、きちんと感情移入もできる。
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- 感想投稿日 : 2021年2月16日
- 読了日 : 2021年2月15日
- 本棚登録日 : 2021年2月8日
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