保守とはそもそも何を守るのか?といった本源的な事がなおざりにされて言葉だけが先行し、いわば都合よく使われている現状を明確に指摘しながら我国に通低している軽薄さがどうした変遷を遂げて今に至っているかを示してくれている。著者が示す言葉には元来有している意味があり、それを元来に意味で使うべく主張する側としての著者が疎んじられつつあった事が何に起因しているかが終始語られており、著者はそれを改める事への期待を放棄すると共に自死を選択した経緯が詳細に語られており、胸が詰まる思いがした。
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- 感想投稿日 : 2018年4月13日
- 読了日 : 2018年4月29日
- 本棚登録日 : 2018年4月13日
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