保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2017年12月14日発売)
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本棚登録 : 246
感想 : 20

保守とはそもそも何を守るのか?といった本源的な事がなおざりにされて言葉だけが先行し、いわば都合よく使われている現状を明確に指摘しながら我国に通低している軽薄さがどうした変遷を遂げて今に至っているかを示してくれている。著者が示す言葉には元来有している意味があり、それを元来に意味で使うべく主張する側としての著者が疎んじられつつあった事が何に起因しているかが終始語られており、著者はそれを改める事への期待を放棄すると共に自死を選択した経緯が詳細に語られており、胸が詰まる思いがした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年4月13日
読了日 : 2018年4月29日
本棚登録日 : 2018年4月13日

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