四龍海城

著者 :
  • 新潮社 (2011年7月1日発売)
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本棚登録 : 288
感想 : 66
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ラストが切ない。一緒に外に出ていれば、もしかしたら、もしかしたらいつか、また出会えたかもしれないと思うと。一人は約束を信じ、一人は思い出を大事にした結果、二人の道は永遠にすれ違ってしまった。でも貴希は後悔しないだろうし、健太郎はトランペットを聴くたびになぜだか胸が締め付けられるような想いがするのだろうと思うと、じんわりと胸に迫るものがある。
…でもやっぱり、貴希はガキで、大馬鹿者だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年12月19日
読了日 : 2014年12月19日
本棚登録日 : 2014年12月19日

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