爽やかな鬱。浅野さんはノスタルジアを表現するのがものすごく巧い。トンネルの向こうに浮かぶ少女のシルエット、足の間を流れる血の意味。伏線を張り巡らせながら、視点を変えながら見せて行く過去と今と未来を結ぶ細い糸。泣き叫びたくなる。不条理な大人に、無力な自分に、冷たくもあたたかいセカイに。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少女漫画
- 感想投稿日 : 2012年2月2日
- 読了日 : 2012年2月2日
- 本棚登録日 : 2012年2月2日
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