てっきり蝶の求愛駆け引きを解いていく、雑学とか図鑑系に近い本かと思って手にしたら、甘かった。モンシロチョウがいかにして子を残していくか、研究された科学書です。圧殺、解剖、生体実験…妄想に近い想像力を発揮して、何度いやーと叫んだことか。決して科学する人にはなれないと、思い知った一冊でした。若い人を科学の世界へ誘うため、できるだけ分かりやすい文言が用いられており、なおかつ飽きないよう配慮もされております(なのに専門的な第八章は理解できなかった…悔しい)古い本なのに図書館現役なのは、それだけ素晴らしい本なのかもしれません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
サイエンス
- 感想投稿日 : 2015年8月31日
- 読了日 : 2015年1月12日
- 本棚登録日 : 2015年8月31日
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