特に、近年の洋楽にそれなりに着いていけている人におすすめの本。歌詞やサウンドだけではなく、背景の考察までされているので、知っていると興味深く読めると思います。
2010年代にアメリカでヒットした曲をもとに、アメリカの人種的・政治的・社会的状況を掘り下げていくような構成でした。
基本スタンスとして、音楽づくりには作者の背景や周囲の状況が色濃く反映される、という考え方があるようです。
残念ながら洋楽にもアメリカの歴史にも疎いわたしは、本書で論じられていることが正しいかどうかの判断ができません。でも、まるで国語の問題のように、出来上がったものに対しこういうふうに分類していく手法があると垣間見えたのがおもしろかったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
雑学
- 感想投稿日 : 2023年11月19日
- 読了日 : 2023年11月19日
- 本棚登録日 : 2023年11月19日
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