昭和30年から31年にかけて読売新聞に連載されたものらしい。当時の給与額や、食堂での食事代、コーヒー代なども書かれているが、驚くばかり。本書が連載された当時の55歳定年が一般的だった時代の48歳と、65歳定年が一般しつつある現代の48歳には、それなりに心境や体力的な面でも違いがあるとは思われる。が、それでもなお、この主人公の心境が現代にも通じ、読者を一気に引き込んでいくのは、時代が変われど人間の本質はそうそう変わることがないということなのかも。一方、女性読者なら、この小説をどう読むのか?「やっぱり、男はバカね。」と一蹴されるのかも。
読書状況:読み終わった
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■小説(一般)
- 感想投稿日 : 2015年3月28日
- 読了日 : 2015年3月28日
- 本棚登録日 : 2015年3月22日
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