シモネッタのドラゴン姥桜

著者 :
  • 文藝春秋 (2009年1月8日発売)
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本棚登録 : 90
感想 : 20
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体が弱かった一人息子のユウタ君を、頑張って育てて東大に入れた話…ではありません(笑) 筆者もこれは実用書ではないと巻末で書かれていますが、息子さんが生まれる前から自分の道を見つけて、母の元を去るまでの物語。

息子さん、さぞ、英才教育で、勉強ばかりの人生を送ってきたのかと思いきや、幼児期の二語文、三語文に始まり、初めてのナンパ、そっち方面への開花、警察のお世話になるなど、大物感が半端ないです。

基本的に筆者は息子さんの自主性に任せている所が大きく、他の方が真似をしても、適正ややる気などの違いから、同じような結果にはならないかと思いますが、ご夫婦意外にワンちゃんや塾の先生、おじいちゃん、おばあちゃん、家政婦さんなど、沢山の人と繋がって影響を受けた事で、時々暴走しても自分で軌道修正したり、学歴だけではな意外人間性や社会性を備えた立派な息子さんに育ったんだろうなぁ。

今後の息子さんの活躍も気になるところです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自伝・ノンフィクション
感想投稿日 : 2015年1月3日
読了日 : 2015年1月3日
本棚登録日 : 2014年12月26日

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