瑠璃でもなく、玻璃でもなく (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2011年5月20日発売)
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本棚登録 : 1862
感想 : 173
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「恋愛とは不安との戦いであり、結婚は不満との戦いである」
ドロドロな設定なのに爽やかなハピエンなので、正直現実味はなかった。
美月と同世代で自分が未婚だから読了後スッキリだったけど、自分が既婚者だったら感想は大きく変わってきそう。

吉田伸子さんの解説にもあったけど友章がギャフンと言うような女との恋愛ものが読んでみたい。友章はなかなか興味深い。

「大切なものは戦って手に入れるの。いい子でいたって幸福なんて転がり込んできやしないんだから。欲しいものは欲しいと意思表示しなきゃ」というマリの言葉は覚えておこうと思った。

自分の幸せは自分で決めること
確かなものなんかない
不安や不満のない人生なんてない
不安な不満の正体を知り自覚すること
不安や不満も逆に人生のスパイスとして楽しめるような余裕な心で生きていきたいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月6日
読了日 : 2023年12月24日
本棚登録日 : 2023年3月5日

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