シリーズ最終巻。
『彼等』から2年後、
大学生になった凛一は京都に移り住み、1年遅れで進学してきた正午(まひる)とふたりで暮らしている。
氷川とは距離が近くなっても相変わらず微妙な距離。
しかも氷川との関係が周囲の知るところとなり、不穏な出来事が起こり始める。
有沢の再登場は想像ほどのインパクトはなく、むしろ今回は凛一への家族の愛情を感じる物語だった。
そして相変わらず見事な噛ませっぷりを発揮する有沢先輩。
幸せになってほしいものである。
他にも、千迅の過去の恋愛など、短い割に中身が濃かった。
これで最後ながら、氷川との関係はやっぱり壊れやすく儚い印象。
2人の未来は明るくはない気がするものの、そのときの精一杯の恋をしている凛一の姿は誰もが経験し、必ず手放さなくてはいけない青春性に溢れている。
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読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年1月24日
- 読了日 : 2014年1月23日
- 本棚登録日 : 2014年1月24日
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