巴里で興行している曲芸一座の番頭と助手の青年、ご贔屓筋に頼まれて厄介事を解決―というストーリーですが、芯に一本別の計画があるのが捻りを効かせている感じです。
全体にサラッと読みやすく、引っ掛かりはないのですがそれだけに全体を貫く大きな計画の結末に個人的にはモヤモヤが残ってしまいスッキリ気持ちよくとはいきませんでしたね。
折角、曲芸一座という設定があるのに座長以外のメンバーがでてこない、一座の様子が全くと言っていい程出てこないのも勿体ない。
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- 感想投稿日 : 2017年12月27日
- 読了日 : 2017年12月26日
- 本棚登録日 : 2017年12月3日
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