『三国志演義』は有名だが史実に脚色を加えて面白く書かれている。『演義』では劉備目線であり、(弱小)蜀の丞相・孔明は人気の人物。自分も三国志を子供向けの本で読んだ時は劉備贔屓であった。陳舜臣は、曹操を主人公に動乱期を書く。今は、『演義』で悪役になりがちな曹操にとても興味がある。関羽と曹操の出会いと関羽を迎えたい場面がさりげないが、後々も曹操が関羽を引き止めようとするが、この数行が伏線にもなっているようで下巻での展開が楽しみである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2015年2月9日
- 読了日 : 2015年2月9日
- 本棚登録日 : 2015年2月5日
みんなの感想をみる