読まずにすませる読書術 京大・鎌田流「超」理系的技法 (SB新書)

著者 :
  • SBクリエイティブ (2019年3月6日発売)
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【読書メモ】
本書では「読むべき本は読んで、読まなくていい本は読まない読書術」を提案している

「本当に必要な本なら、いつか、そのうち、ではなく、今ここで読まなければ役には立ちません。だから、すぐには必要のない本なら、いっそのこと手放す。勇気をもってその選択をすることで、読めない悩みのひとつは解消します。」
金言ではあるが、なかなか実現は難しい
他にも、
・目次→一部精読
・本の感想を一歩立ち止まって考える
など有用な内容もありました
体癖とかはちょっと見たことなかったけど、それは追々

・日垣隆「使えるレファ本150選」(ちくま新書)
・井上真琴「図書館に訊け!」(ちくま新書)
・鎌田浩毅「座右の古典」(ちくま文庫)
・鎌田浩毅「ラクして成果が上がる理系的仕事術」(PHP新書)

【参考になった点】
・金や地位や成功を得るためだけの読書ではなく、よりよい人生にしていくための読書。そうした読書を大切にしてほしいと思うと同時に、とにかく大量に読んでたくさん情報を得るだけの「ストック型読書」から脱却してほしいと願っています。また、本の読み方から人生全般を点検することも、本書が提案したいことなのです
・今の自分に必要なところ、関心のあるところだけを読み、他は飛ばし読みすることができます。それによって必要のないものまで読む時間のムダ、労力のムダを一気に減らせるのです。
・本当に必要な本なら、いつか、そのうち、ではなく、今ここで読まなければ役には立ちません。だから、すぐには必要のない本なら、いっそのこと手放す。勇気をもってその選択をすることで、読めない悩みのひとつは解消します。
・最初にすることは目次を読むことです。目次はインデックスです。そこに並んでいる章タイトルをざっと全部読み、中見出しがあれば中見出しをチェックすることで、読むべき箇所が一目でわかります。つまり(中略)(必要な)章を読めばよい。さらに中見出しの中から気になった(中略)項目をつまみ読みする。この読み方で必要な箇所を絞り込んだ読書が可能になります。
・読むべきところを見つけたら、そこを繰り返し読んでいくのが「一部精読」です。
・「あの本はおもしろかった」「つまらなかった」とひとりごとをつぶやいておしまいにするのではなく、自分なりに感じたこと、考えたこと、参考になったところをつけ加えて人に伝えていく。それをするには、一歩立ち止まって考える作業が欠かせません。アウトプットはそういうときにこそ大切と言っても言い過ぎではないのです。
・本そのものを読書メモにする

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2023年9月16日
読了日 : 2019年6月30日
本棚登録日 : 2019年1月22日

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