本書は、コンピュータ等テクノロジーの発達に伴い、仕事が機械から奪われてしまうのではないか、という点について著者の考えを述べ、どう対策するかについて言及している本です。
内容としては、
・これまでの産業革命ではテクノロジーの発達に伴い失職しても、そのテクノロジーにより新しい職業ができたり、仕事の効率化により新たに消費が生まれたりして、失業者があふれるということはなかった。
・現在のコンピュータの発達については、その変化が早すぎるため、失業者の移行が行われていない等の問題点がある。
・対応する方法としてテクノロジーを排除するのではなく、協力することが必要である
ための19の提言が行われています。
と言った感じでしょうか。
なお、161ページからの小峰隆夫教授の解説が非常に素晴らしく、エッセンスだけならこれだけでも十分な程度です。
ただ、ページ数が174ページ程度と少なめなを普通の本の厚さにするためか紙が厚くて、しかもそれが固くて非常に読みにくい。
なので、読むならキンドルをお勧めするし、内容的には解説部分だけでも十分なので立ち読みでもいいのではって感じです。
読書状況:読み終わった
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売却済み
- 感想投稿日 : 2018年10月21日
- 読了日 : 2016年12月21日
- 本棚登録日 : 2013年3月13日
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