脱「ひとり勝ち」文明論

著者 :
  • ミシマ社 (2009年6月5日発売)
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本棚登録 : 312
感想 : 50
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今後、自動車は電気自動車が主流の時代がくる、それは日本が引っ張っていかないといけない。と伝えている本でした。


電気自動車のように、新しい技術が明らかに良いものだと分かっていて、すでに実現可能なレベルにも関わらずなかなか普及しないのには理由があります。
それは製造・物流・販売やマーケティング等さまざまな企業が絡み合いバリューチェーンというものを形成していて、身動き取れなくなっているためだそうです。


あまり車のことは詳しくないので、主張の是非は分かりませんが発見がありました。
例えば、古い技術から新しい技術に変化するときは7年もかからないということです。
レコードからCDへ、固定電話から携帯電話へ、フィルムカメラからデジタルカメラへ、どれも7年以内に変化した技術だそうです。


この本が書かれたのは2009年。まだ電気自動車が普及している実感はあまりないですが今後どうなっていくか興味がもてました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 勉強になった
感想投稿日 : 2015年9月25日
読了日 : 2015年9月25日
本棚登録日 : 2015年9月25日

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