ブランコ乗りのサン=テグジュペリ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2015年12月23日発売)
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本棚登録 : 388
感想 : 35
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歌姫、獣使い、人形師、ブランコ乗り……。
養成学校まで作り、選抜されたエリートによる少女サーカスは、今宵も人を魅了する。
けれども、どうやら様子がおかしい。
ブランコ乗りが、精細に欠けている。
なぜなら、彼女は、足に怪我を負った双子の妹なのだった。

サン=テグジュペリの姉妹から始まり、カフカ、アンデルセンの章を進めることで、少女サーカスを取り巻く深い闇が見えてくる。

それでも、一つの舞台を守るために、生きるために、彼女たちが覚悟を決めていく様子が、うまく描かれていると思う。

世界観がしっかりしているので、学校内でのあれこれや、エンディングのその後を読みたい気持ちになった。

これ、ワンクールでアニメ化するにはピッタリの作品と思うんだけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2022年
感想投稿日 : 2022年10月22日
読了日 : 2022年10月22日
本棚登録日 : 2022年10月22日

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