とある実力テストに載せられていた一冊である。
雨の日に、置いてある傘を盗って降りてしまう少年と、盗られたことに気付くおじさんの対比。
その感じが、ありありと自分の心に響いて、忘れられずに購入した思い入れのある短編集なのだ。
(テストだから、その時はどっぷりと浸っているわけにはいかなかったのだが)
自分の気持ちと「ぴったり」符号する話(というか言葉の使い方というか)は、本当はあまりないように思う。
それは、感動や涙とはまた別物である。
何度も読みかえしたくなる本とは、こういうことをいうのかな、と思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2009年
- 感想投稿日 : 2014年3月14日
- 読了日 : 2009年月
- 本棚登録日 : 2011年1月13日
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