海の鳥・空の魚 (角川文庫 さ 24-1)

著者 :
  • KADOKAWA (1992年11月1日発売)
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本棚登録 : 658
感想 : 84
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とある実力テストに載せられていた一冊である。

雨の日に、置いてある傘を盗って降りてしまう少年と、盗られたことに気付くおじさんの対比。
その感じが、ありありと自分の心に響いて、忘れられずに購入した思い入れのある短編集なのだ。

(テストだから、その時はどっぷりと浸っているわけにはいかなかったのだが)
自分の気持ちと「ぴったり」符号する話(というか言葉の使い方というか)は、本当はあまりないように思う。
それは、感動や涙とはまた別物である。

何度も読みかえしたくなる本とは、こういうことをいうのかな、と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2009年
感想投稿日 : 2014年3月14日
読了日 : 2009年月
本棚登録日 : 2011年1月13日

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