今、時間がとれるので、前から気になっていた「憲法」「9条」を趣味で勉強中です。
私は現在護憲派(9条を護る、憲法改正する必要はない派、ということが護憲派だとするならば)ですが、この題名に惹かれて、図書館で借りてきました。
・・・ちょっと期待はずれかな・・・。
「護憲派メディアの」とあるように、この本は「マスコミの気持ち悪さを書いている」ので・・・テレビを見ない私には「へえ」とスルーする文章ばかり。
こういう、メディアで誰それが何を言ってたけど、それおかしいですよね?だけな本を読むのは苦痛というか、「そんな人物批判&悪口だけ読むほど私ヒマじゃないんですけど・・(いえ、実際はヒマですけど)」と読むのやめて積読しちゃおうかと思いましたが、修行だと思って読み進めました。
同調できたところもあります。
フランスでの、テロに対する意見とか。
9条にノーベル平和賞、の部分とか。ここは潮氏に同調する気分になりました。
・・・しかしなー・・・。
なんでしょう。潮氏が「最初に結論ありき」と護憲派メディアを批判するように、私は「最初に結論ありき」で潮氏を批判的な目でみてしまう部分が否めません。
つまり「憲法を改正すべきか否か」で、自分の考えが先にたちすぎているんだと思います。
私は「憲法は改正する必要がない」と思っていて、だからこそ逆の「改正すべきだ」という方の本を読んでみたいと思ったのですが。「潮氏のこの本、この主張が気持ち悪い」と思ってしまいました。(本を出すほど頭イイかたに向けてオバサン主婦がこんなこと言ってスイマセン。)「最後の理性・・・戦争は倫理的な行為である」を著作されているように、同氏は戦争肯定派なんですよね。そこからしてもう、スタートラインが違っちゃってるので、仕方ないのかもしれませんが。
引用は印象に残った部分から。(決して共感している部分ではないので、あしからず)
潮氏は「憲法九条は諸悪の根源」なる本を出版されているようなので、潮氏のこちらの本を読んで、憲法改正派の意見を勉強してみようかと検討中。
・・・あと、もう少し冷静な、どちらとも距離をおいた(興味がない、ではなく)客観的な本も読んでみたいです。どなたか良著があったら教えてください。
- 感想投稿日 : 2016年2月28日
- 読了日 : 2016年3月1日
- 本棚登録日 : 2016年2月28日
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