御茶ノ水駅近く、明大横に建つ山の上ホテル創業者・吉田俊男の伝記。老朽化に伴う休館のニュースをきっかけに手にとった。従業員たちへのインタビューで主に構成されており、広く愛された方だったことが伝わってくるが、今だったらパワハラとされるような振る舞いと言動にあふれていて、読んでいて胸が苦しくなる箇所が多かった。1991年に亡くなっている方なので、そういう時代に愛された方なのだろうと思いつつ読み終えた。休館をセンチメンタルにとらえる人が多いようだけれど、ホテルも人も時代とともに変わっていっていいと思う。
読書状況:読み終わった
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図書館で借りた
- 感想投稿日 : 2023年11月14日
- 読了日 : 2023年11月14日
- 本棚登録日 : 2023年10月31日
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