ガラパゴス 下

著者 :
  • 小学館 (2016年1月31日発売)
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本棚登録 : 17
感想 : 1
5

「震える牛」のメモ魔 田川刑事 ふたたび。
大企業にはびこる 利己的な戦略。
部品扱いする派遣雇用の実態。
ヒトの尊厳を奪う労働環境は、
想像以上に荒んでて。
抜け出す術さえ見出せず、それでも
汚れまい、倒れまい、広げまいと
踏ん張る人ほど犠牲になってゆく。
そんな状況に、胸をえぐられ続け、
下巻からは、緊迫感とスピード感ある展開に、
一気に引きずられました。
プロローグから、エピローグまで。
ガラパゴスに生きた魂に揺さぶられ、
読後も胸が詰まってくる・・・

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2016年6月8日
読了日 : 2016年6月8日
本棚登録日 : 2016年6月7日

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