ちはやふる(6) (BE・LOVEコミックス)

著者 :
  • 講談社 (2009年9月11日発売)
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感想 : 12
5

田子の浦に うち出でて見れば 白砂の
富士の高嶺に 雪は降りつつ

ーー田子の浦の海辺に出て 真っ白い富士山をあおぎ見ると
その高い峰に雪が降り続いているーー

(山部赤人 百人一首4番)

「速さへの執着を捨てなさい」

天性の聴力を持ち、そのずば抜けた才能で百人一首を戦ってきた千早に、恩師原田先生は言い放つ。

その言葉を咀嚼しきれぬまま臨んだかるた大会。

5人の部員中4人が決勝進出。しかも太一と優征、奏と勉の対戦がそれぞれの階級の決勝戦となる。

自滅する形で初戦敗退していた千早は、キャプテンとして、自分を取り戻すためにも、皆の戦いに熱視線を注ぎ見届けるハラを決める。

かるたをただの競技でなく、その背景にまで踏み込んで味わい尽くし戦う奏と勉。

最後の最後の「運命戦」までもつれ込んだ太一と優征。

5人の熱い戦いは、福井の新のこころを揺さぶる。

 
「団体戦がしたいね。みんなでまた、チームになりたいね」

「チーム。私の大事な」

5人プラス1の熱く心揺さぶられる物語が続いていく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年6月7日
読了日 : 2020年6月4日
本棚登録日 : 2020年6月7日

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